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精神科の薬はやめられなくなりますか?
くせになってやめられなくなるのは、一部の薬のみです。
従来型の睡眠薬や、抗不安薬と呼ばれる薬は、身体依存(くせになる)があり、現在では処方できる期間が原則1年以内に制限されています。
当院では、これらの薬は基本的に使用しません。
ただし、どんな薬を使っていたとしても、しっかり病気を治っていないのに薬をやめると、また症状が出てきてしまうことがあります。
そのため、症状が出た原因に注目した治療が重要です。
当院では、そのような治療を心がけています。
(ご注意)
従来型の睡眠薬や、抗不安薬を長期に内服している方は、自己判断で急にやめることは避けてください。強い不安や不眠などの反動を生じることがあります。無理のないやめ方がありますので、お近くの医療機関にご相談ください。
身体依存が問題となる薬の例 | |
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従来型の睡眠薬 | 抗不安薬 |
エスゾピクロン(ルネスタ) ゾピクロン(アモバン) ゾルピデム酒石酸塩(マイスリー) トリアゾラム(ハルシオン) フルニトラゼパム(サイレース) ブロチゾラム(レンドルミン) リルマザホン塩酸塩水和物(リスミー) ニトラゼパム(ベンザリン) など |
アルプラゾラム(ソラナックス) エチゾラム(デパス) クロキサゾラム(セパゾン) クロチアゼパム(リーゼ) ジアゼパム(セルシン、ホリゾン) ブロマゼパム(レキソタン、セニラン) ロフラゼプ酸エチル(メイラックス) ロラゼパム(ワイパックス) など |
新しい睡眠薬(依存性が低い) | |
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ラメルテオン(ロゼレム) スボレキサント(ベルソムラ) レンボレキサント(デエビゴ) |
認知行動療法って何ですか?
認知行動療法(CBT)は、考え方や行動のくせに注目し、変えられるところから変えていくことで、気分の改善、不安の軽減を図る治療法です。
下記の疾患への効果が科学的に証明されています。
- うつ病
- 不安症
- 社交不安症
- 強迫症
- パニック症
- 心的外傷後ストレス障害 等
ご⾃⾝のストレス対処スキルが向上するため、回復後のうつの再発率が低いことも報告されています。
CBTがどのようなものか知りたい方は、自分で実施できる本、サイト、アプリなどが多数ありますので、まずはご覧になってみるのもよいと思います。(リンク:認知行動療法活用サイト「こころのスキルアップ・トレーニング」)
当院では、大学の認知行動療法センターのメンバーや公認心理師を含む経験があるスタッフがCBTを行います。ご興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせください。
※CBTを受けていただくのが適当かは、医師が診察をして判断しますので、まずは医師の初診をご予約ください。
対人関係や考え方で生きづらさを感じている方へ
~認知行動療法(CBT)による心理カウンセリング~
認知行動療法はうつ病や不安症、社交不安症、強迫症、パニック症、PTSD等への効果が科学的に証明されています。
認知行動療法を行うことで、ご自身の対処スキルが向上するため回復後のうつの再発率が低いことも報告されています。
当てはまるものはありますか?
- ネガティブな考えが何度も浮かんで苦しい方
- 気力が湧かずに引きこもりがちな方
- 人間関係(家族、友人、恋人、職場)でお困りの方
- 検査しても身体的に問題はないのに、動悸や息苦しさ、めまいなどの体の症状がある方
- やりたいことがあるけどなかなか踏み出せない方
- 自分のことをよく知って、今後に活かしたい方
- 精神科の薬を飲むのに抵抗があるからまずは違う治療から試してみたい方
(症状によっては、薬物療法をご提案する場合がございます)
カウンセリングの流れの例
- 1~2
- 問診
うつ病とは、認知行動療法とは? - 3~4
- 現在の活動について振り返る
行動活性化とは? - 5~6
- 自分の考え方について振り返るコラム表を使って考えの癖に気づく
- 7~12
- 問題を解決するコツ
対人関係のコツ - 13~14
- 自分の心の法則について考える
- 15~16
- まとめ、再発予防
毎週1回50分×16回
1回税込5,500円~8,800円
※自由診療となります。
認知行動療法は、あなたの困っていること、やりたいことを中心に進めていきます。
セラピストはあくまでも伴走者です。
16回のセッションを通して、自分自身が理解者になり、心のケアができるようになることを目指します。
自分の考え方や特性を変えるというよりは、上手に使うことが目標です。
くすの木クリニックで行う場合は、医師の診察を受けていただき開始となります。セッション内容は主治医の先生と共有し、その後の診療に繋げていきます。
興味がある方は医師までご相談ください。